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70歳を過ぎて外国語を学ぶこと

70歳で仕事を離れたら、英語との縁がいきなり遠くなった。それまでは、大学での仕事の関係で電話やメールそして書類づくりで英語に追われる毎日だった。仕事での英語との出会いは35歳から。帰国子女でもなく留学経験もなかったので英語学習は七転八倒。その後NHKの「ABCニュースシャワー」と随分長い間格闘して来たが、この番組は本年2021年3月をもって終了した。

70歳を越えたのだからもう英語はいいだろうと知人は言う。実際のところもう海外出張もないんだし、第一、パスポートも失効しているのだ。しかし…

いつも思い出すのは、大学一年の時に学習した、フランス語文法の教科書の一節だ。

 「私はピアノの練習が好きだった。というのも、毎日、少しずつ上達するように思えるからだった。それはたぶん、外国語で本を読むひそやかな楽しみにも似ているように思われる…」(アンドレジード: 京都大学初等フランス語教本 白水社)

 

年を重ねても、脳の言語学習能力は最後まで残ると聞いたことがある。そこで、ごまめの歯ぎしりかも知れないが、朝起きるとCNNとNEWYORKTIMES電子版には目を通すようにしている。残念なのは、その後、ニュースに関するAUDIOVISUALの良い教材が今の所見つからないことだ。

結局、英語使いにはなれなかったのが残念無念。

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